編集後記 2023年1・2月号

2023年1・2月号

笹野 尚 (ささの ただし)

一般財団法人日本経済研究所(「日経研月報」編集長)

いつも日経研月報をお読みくださり有難うございます。弊誌の編集を副編集長の饗場と共に担当しております笹野と申します。私の編集企画への参加は、本号が初めてとなりますので、この場をお借りしてご挨拶させていただきます。日本の経済社会の中長期なあり方を考えることを目的として1946年に設立されたシンクタンクである弊財団ですが、その機関誌である『日経研月報』を編集するにあたり、当編集部では、現在の日本の経済社会で問題とすべき領域を大きく3つに分けて考えております。経済の生産性に関する領域、生きる目的であるウェルビーイングに関する領域、そして、この2つを支えるベースしての社会的共通資本(自然資本・社会インフラ・制度資本など)に関する領域、この3つです。生産性の領域には、イノベーション、地域創生、人材、脱炭素などのテーマも含まれます。こうしたスタンスのもとで、毎号、各分野における我が国の第一人者の方に、寄稿やインタビュー、ご講演(講演録掲載)をお願いしながら特集を組むと共に、マクロ経済・産業・国際情勢をはじめ重要な分野で、単独の記事や連載企画も掲載してまいります。当財団のミッションに沿って、日本の経済社会のありたい未来にとって重要なテーマに正面から取り組んでまいりますので、今後とも本誌にご注目をいただきますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

著者プロフィール

笹野 尚 (ささの ただし)

一般財団法人日本経済研究所(「日経研月報」編集長)