ファイナリストFinalist

DBJ女性新ビジネスプランコンペティション

ロイヤルブルーティージャパン株式会社
代表取締役社長

吉本よしもと

桂子けいこ

神奈川県

DBJ女性起業大賞

  • 第2回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション
  • プロダクト
  • 飲食・食品
事業概要

自社一貫開発製造による
高級ボトリング日本茶を世界に発信!

吉本桂子

PROFILE

神奈川県出身、共立女子大学家政学部卒。大学在学中に大病を患い、療養中にグラフィックデザインの技能を修得。2004年、佐藤節男主宰「茶聞香」(高級茶サロン・スクール)参画。2005年(財)湘南産業振興財団の勧めで起業家へ。2006年5月、佐藤節男をビジネスパートナーに招聘しロイヤルブルーティージャパン株式会社を創業。事業戦略・製造マニュアル策定、自社デザイン・VI/CI、マーケティング、商品企画開発を担当。日本茶を中心とした世界屈指の高級ティーブランドとして世界展開することがゴール。

ビジネスモデル

ワインボトル入り水出し高級茶飲料は、食品添加物を一切使用せず茶葉と水だけで数日かけて抽出(SGS-HACCP管理手法)する戦略的ノンアルコール飲料。お酒を飲めない人でも飲み物を味わい雰囲気を楽しむ需要を創出する。2007年5月ROYAL BLUE TEAを発売、2008年には静岡県浜松市の高級煎茶生産者との農商工連携で高級日本茶ブランドを開始、日本の茶農家が廃業する中、高級茶市場をゼロマーケットから開拓創造し、日本茶の再生を目指す。販路は、航空業界、高級ホテル・旅館、レストラン、百貨店、自社通販。更に、1秒で高級ブランドとわかる直営店舗展開(体験飲食店付き)により事業スピードの加速を図り、世界の主要都市への販路拡大・展開により高級ティーブランドとして日本茶飲料の世界展開を狙う。

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受賞後

世界に通用するブランドストーリーを

「DBJ女性新ビジネスプランコンペティション」の受賞者に対するメンタリングでは、DBJが受賞者と経営課題を共有し、その課題解決にふさわしい外部専門家を選定したうえで、両者が共同して受賞者の事業発展に必要なアドバイスを実施したり、ビジネスマッチングのための企業紹介などネットワークの拡大を支援する。

「日本国内で高級ブランドをゼロから立ち上げて成功するのは至難の業です。だから、高級ブランドのブランディングをきちんと指南出来る方を選んで欲しい」。そんな吉本氏の熱望を受けてメンターに選任されたのが、世界的に著名な企業のブランディングやマーケティングを手がける、アンドレアス・ダンネンバーグ氏だった。

「日本のモノづくりは世界的に見て素晴らしいが、一方でブランディングやストーリーテリングは弱い。グローバルな競争力をつけるには、まず強いストーリーテリングが必要です」。

最初にダンネンバーグ氏はそう説いた。ストーリーテリングとは、伝えたい想いやコンセプトを、それを想起させる印象的な体験談やエピソードなどの“物語”を交えて伝えるコミュニケーション手法。体験談やエピソードは、聞き手の感情に訴えるため記憶に残りやすく、人から人へも伝わり易いのだ。

「強いブランドは自らストーリーを生む。私の役割は、既に吉本さんの中に在る材料を吉本さんがいかに掘り出して編集し、自分のものにするかを指導することでした」(ダンネンバーグ氏)。

1年間に及ぶメンタリングの成果について吉本氏は語る。「メンタリングが終わった頃から、ロイヤルブルーティーが高級茶の代名詞として認知されているという世の中の流れを感じるようになりました。海外においても、日本で一番の日本茶のブランドとして名前があがるほどになったのです。無名の会社が、この1年間で当初の狙い通りの所まで近づいたわけです」。

吉本氏にはその事業を通じて実現したいもう1つの目標があるという。高い生産技術を持つ日本の茶葉農家の再生だ。連携する茶葉農家が持つ高度な茶葉生産技術を承継し、高級茶の価値を見直すことこそ茶葉農家の生き残り、ひいては地域の活性化にもつながると考えている。

日本のお茶文化を世界に広めるとともに、農業再生や農商工連携、地域創生にも大きく貢献すると期待されるロイヤルブルーティーの事業。DBJによる強力なメンタリングは、その将来に確かな力を与えたのではないか。

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ワインボトル入り高級茶飲料「ROYAL BLUE TEA」の製造販売

受賞後のブランディングのメンタリングが奏功し、年120%の成長率で事業が成長。2016年には規模拡張のため工場移転、念願の新社屋・直営ブティック開設、シンガポール・香港に現地法人を設立した。

今後は、直営店舗を全世界の主要都市に展開することで、ロイヤルブルーティーを世界一の高級ティーブランドにするとともに、日本の土壌・気候風土だからこそ育まれる高級日本茶をアピールし、日本を世界一の茶産地にしていきたい。