ファイナリストFinalist

DBJ女性新ビジネスプランコンペティション

株式会社KURABITO STAY
代表取締役社長

田澤たざわ

麻里香まりか

長野県

  • 第8回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション
  • サービス
  • プロダクト
事業概要

世界初の「酒蔵ホテル」KURABITO STAY
〜日本の地方を守れ!観光をツールにし描く
100年後も持続可能なまちづくりへの挑戦〜

池原 真佐子

PROFILE

旅行会社、ワインインポーター営業、専業主婦を経て、2016年に長野県へ地域おこし協力隊員としてUターン。(一社)こもろ観光局立ち上げに携わりながら、長野県主催のDMOリーダー塾にて「観光地域づくり」を学ぶ。独立後、着地型旅行商品造成支援を中心とする観光地域づくりプランナーとして開業。老舗旅館の旅行業事業の立ち上げや、長野県内外にてDMO支援などを行う。2018年ソーシャルビジネスの起業家として夢アワードin小諸にてグランプリ受賞。翌2019年2月、全国夢アワード9にてグランプリ受賞。同年5月、株式会社KURABITO STAY設立、代表取締役に就任。

ビジネスモデル

深刻な地方の人口減少を補完する交流人口の創出の重要性が、地方の生き残り戦略として注目されています。観光は地方に雇用を創出し、地域経済を支える重要な背策として位置づけられています。
KURABITO STAYは、長野県佐久地域に数百年と根付いた日本酒造りという伝統産業を活用した地域ブランディングに挑戦しています。観光地でなかった故郷を、世界中の日本酒ファンのデスティネーションへ進化させる・・・現役の酒蔵に滞在しながら神秘的な日本酒造り体験を楽しめる観光サービスを世界で初めて実現しました。地方の女性のワークアゲインにも繋がる「100年後も誇れる故郷を守り伝える」まちづくりモデルを成功させ、日本の地方を守り継ぐことが私たちのミッションです。本格的な蔵人体験(英語同時通訳)ができる体験型宿泊事業を運営しながら、旅行業免許を持って地域周遊・地域づくりを促すDMC機能を有する地域づくり協議会の中核法人として「まちづくり」をしています。

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  • 唯一無二の魅力は、ただ酒蔵を見学したり、試飲をするだけでなく、
    日本酒の繊細な製造過程を、「蔵人」となって体験できる付加価値の高い「蔵人体験」を提供するところにあります。
    これに、快適な滞在ができる「宿泊サービス」を絶妙に組み合わせ、
    さらに、地域周遊を促す「旅行サービス」の3つが同時に提供できるのは、KURABITO STAYの大きな強みです。

  • 創業300年を超える歴史ある蔵元の敷地内にある、酒蔵に直結した建物を、
    滞在に耐えうる快適な宿泊、交流スペースにリノベーションしました。
    実際にかつて蔵人と言われる酒造りの職人集団が寝泊まりしていた築100年の古民家を、大切に活かしたことが、国内外で高く評価を受けています。

  • 長野県佐久地域では、「寒造り」と言われる寒さを活かした伝統的な日本酒造りが、数百年受け継がれてきました。
    KURABITO STAYは、この伝統的な酒造りで、故郷佐久の魅力を掘り起こし、冬場に高価格で訪れていただくための仕掛けである、「酒蔵ホテル」を、世界で初めて作りました。

  • 私たちは自社でゲストを囲い込むのではなく、泊食分離とすることで、
    近くの商店街への経済的波及効果をもたらす取り組みも行なっています。
    点の集客でなく、面でのまちづくりを実現するため、近隣飲食店などと一緒に協議会を設立し、英語メニューを設置するなど、インバウンド受け入れ体制の整備も積極的に行っています。