
日時 | 2025年10月29日 (水) 14:30~16:00 |
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会場/形式 | Zoom / オンライン形式 |
会場へのアクセス |
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登壇者 |
![]() 講師 砂川 伸幸先生 京都大学経営管理大学院・経済学部 教授 |
概要 |
本講座では、コーポレートファイナンスとバリュエーション(企業価値評価)について説明します。とくに、 東京証券取引所が 2023 年に公表した「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」に焦点 を当てます。第 1 回目の講義では、コーポレートファイナンスの基本的な考え方である DCF アプローチを用い た企業価値評価や投資評価の概要について説明します。その後、サステナブル成長モデルを用いて、財務的な価 値創造の原則と PBR>1.0 の条件が資本利益率>資本コストであることを解説し、日本企業の事例を紹介します。 第 2 回目の講義では、資本コストとその算出について説明を行います。CAPM を用いた株主資本コストの算出に おけるポイントと実務における留意点、節税効果を取入れた負債コストの算出、株主資本コストと負債コストを 加重平均して算出する WACC(加重平均資本コスト)の概念と算出を取り上げます。各種の資本コストに対応す る資本利益率についても説明します。第 3 回目の講義では、DCF 法を用いた企業価値評価と M&A シナジー効果 の定量化について説明します。また、応用としてベンチャーの評価をとりあげます。最後に、資本政策と人的資 本投資の概要について説明します。各回ともエクセルを用いた財務モデルルと分析を取りあげる予定です。エク セルが使える環境が好ましいですが、使えない場合でも講義を見ていただき、その後に各自で確認・復習してい ただければよいので、受講に際してエクセル使用が必須というわけではありません。 |
備考 |
【講義計画】 第 1 回 10/8(水) 14:30~16:00 ■コーポレートファイナンスとバリュエーションの基礎 コーポレートファイナンスの概要、財務的な企業価値向上企業の特徴 サステナブル成長モデルと価値創造の原則、PBR>1.0 の条件 資本利益率と事業戦略の関係 第 2 回 10/22(水) 14:30~16:00 ■資本コストとその算出 株主資本コストと CAPM、節税効果を反映した負債コスト、WACC とその算出 資本コスト算出の事例紹介 資本コストと資本利益率の対応関係 第 3 回 10/29 (水) 14:30~16:00 ■企業価値評価と M&A シナジー効果、資本政策概要 エンタープライズ DCF 法による企業価値評価 M&A シナジー効果の算出、ベンチャーの評価 資本政策と人的資本投資の概要 |