編集後記 2021年1月号

2021年1月号

青山 竜文 (あおやま たつふみ)

一般財団法人日本経済研究所(「日経研月報」編集長)

新型コロナは冬場を迎えて第3波が到来しており、医療体制の維持を含め予断を許さない状況ですが、ワクチンの英米での利用も始まらんとするなか、やはり未来を見据えていく必要があります。本号では、ポストコロナを見据えた未来志向の原稿を中心に、社会デザイン、地域活性化や人出不足対応、エネルギー、エコロジーなどの観点から、コロナ禍の影響も踏まえた各テーマの将来像を検討しています。
そして、福田先生を座長とした新たな「下村プロジェクト」でも、本号から「ウィズコロナ・ポストコロナ時代の日本経済」というテーマに取り組みます。2018-19年に行われた同プロジェクトの内容を書籍化した『技術進歩と日本経済―新時代の市場ルールと経済社会のゆくえ』(東京大学出版会)は2020年8月に刊行されておりますが、このたび重版がかかったと聞いております。今回のテーマも、まさに時節を得たものです。ポストコロナ時代に必要となるものを、読者の方々も共に考えていく契機としていただければと思います。
さて、今月号から編集長が交代となりました。長らく編集長を務めた大西さん、お疲れ様でした。地域活性化への思いを絶やさないように、今後も誌面に盛り込んでいく予定です。そして、地域活性化のみならずさまざまな分野において、この困難な時代を乗り越える為の知恵や考察をふんだんに盛り込んだ研究・対話を副編集長の饗場共々ご提供していきます。世界的に非常に困難な年であった2020年は過ぎました。本誌をご覧いただいている皆様にとっても2021年が回復の年となることを祈念しております。
これからも、賛助会員の皆様へのサービス向上を目指して誌面を充実させていきますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

著者プロフィール

青山 竜文 (あおやま たつふみ)

一般財団法人日本経済研究所(「日経研月報」編集長)