編集後記 2021年12月号

2021年12月号

饗場 聖子 (あいば せいこ)

一般財団法人日本経済研究所(「日経研月報」副編集長)

今号の特集では、弊財団イノベーション創造センターが日頃お世話になっている皆さまにご寄稿いただきました。スマートシティの概念は幅広く、また、この実現のために必要な分野は多岐に亘りますが、今号では、「人にやさしいスマートシティとは」と題し、未来に続いていくためのまちの姿はどうあるべきかといった観点から、スマートシティへの取組意義やスマートシティを中心に据えたまちづくりの取組事例等を紹介した原稿を掲載しております。
また、2020年11月号から開始した在仏日本大使館職員の方による連載「ウィズ/ポストコロナのフランス経済の動向」が今号にて終了となります。コロナを背景としたフランスの現地情報をさまざまな分野からご提供いただきました。さらに、本連載原稿を在仏日本大使館HP にもご掲載いただきましたこと、この場を借りて改めてお礼申し上げます。(在仏日本大使館HP に掲載のコラム(フランスの中の日本)等、毎回楽しみに読ませていただいております。)
先日、(公財)インテリア産業協会主催の「新しい生活様式」を提案する展示会に足を運びました。その一角に全国の高校生の応募の中から入賞した「未来の家」の展示コーナーがあり、ツリーハウスや海に浮かぶ家など、夢に溢れた家が数多く展示されていましたが、2030年、つまり今の高校生が社会人となって働く頃には、スマートシティの力も相まってこれら夢に溢れた家も絵に描いた餅ではなくなるかもしれませんね。
これからも、賛助会員の皆様へのサービス向上を目指して誌面を充実させていきますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

著者プロフィール

饗場 聖子 (あいば せいこ)

一般財団法人日本経済研究所(「日経研月報」副編集長)