編集後記 2019年9月号

2019年9月号

饗場 聖子 (あいば せいこ)

一般財団法人日本経済研究所(「日経研月報」副編集長)

先日、本稿巻頭言のご寄稿を依頼するため、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会をお伺いしたときのこと。総合受付で大会の公式マスコット「ソメイティ」と「ミライトワ」が、にこやかな笑顔で堂々と椅子に座り迎え入れてくれました。同委員会では、両マスコットが五輪種目の各競技に挑戦するイラストも用意しており、その芸達者な姿には、日本が世界に誇るアニメの動きに通じるクオリティーの高さが感じられました。これから大会本番に向けて、両マスコットが街中のあらゆる場所で見られるようになり、大会期間にはLIVE 中継で世界中にお披露目され、さらに両マスコットが描かれたおみやげ等を通じて世界中に拡がっていくことを思うと、彼らに心から声援を送りたいところです。ちなみに、1964年東京オリンピックではマスコットは存在せず、オリンピックでマスコットが活躍し始めたのは、1968年メキシコシティオリンピック以降だそうです。東京2020では、「ソメイティ」と「ミライトワ」のパワーも乗せて、大会がさらに盛り上がることを期待しています!
さて、日経研月報では、今月号の「スポーツ(スタジアム・アリーナ)特集号」に続いて、年内に2つの特集号(「技術事業化支援センター」、「女性起業サポートセンター」)を企画しております。日経研月報「500号」が目前に迫るなか、賛助会員様に向けたサービス向上を目指してさらに誌面を充実させていきますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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饗場 聖子 (あいば せいこ)

一般財団法人日本経済研究所(「日経研月報」副編集長)