2020年度の価値づくり経営研究会を、2020年8月から12月までに計14回の講座を開催しました。

 

今回は、新型コロナウイルスの影響を踏まえ、全体スケジュールや形式を見直してほぼ全ての回をオンラインで開催しました。そのことで遠方の方も参加しやすくなったこともあり、例年ご参加いただいている製造業の会社に加えて、ガス会社、総合商社、広告代理店、建設会社、地方自治体など多彩なメンバーとなり、計19名の方々にご参加いただきました。

 

講座の前半では、座学形式で経営戦略、イノベーション論、内部・外部環境分析、ビジネスモデル分析、知財戦略、ファイナンス等々を学んでいただき、新規事業を検討する上で必要な分析手法や考え方を習得いただきました。

 

 

 

次に座学で獲得いただいた知見をもとにケーススタディにお取組みいただきました。2020年度のケーススタディでは、富山における新規事業の立案に取り組みました。最終回では、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されたため、県境を跨ぐ移動や密な空間での活動を避けるべく、受講生には残念ながらオンラインで参加いただきました。

 

13回の講座終了後は、研修の集大成として「自社分析」にお取組み頂きました。当研修の理論学習やケーススタディの過程で学んだ分析フレームなどを活かし、所属企業の外部環境・内部環境の分析を踏まえた意欲的な内容でした。今後、この各構想を実現するためには、社内外の協力者を巻き込むことを含めて幾つもの関門があると思いますが、一歩一歩具現化に繋げていただくことを期待しています。

 

 研修終了後には、受講生向けにアンケートを実施し、以下のような結果を得ました。

 

 

プログラムの満足度について大多数の方に高い評価をいただきました。イノベーション創造センターは今後も研修プログラムを通じてイノベーション人材の育成に貢献していきます。